元Webデザイナーのジョシュアです。
職業訓練「Webデザイン科」を修了して、Web制作会社に就職しました。
今回は新人Webデザイナー目線で、当時の経験を語っていきたいと思います。
Webデザイナーを目指している方の何かの参考になれば幸いです。
目次
Web制作会社なのに体育会系の朝礼って
朝一で朝礼が始まりました。100人近くいる全社員の前で自己紹介。
そして、Web制作会社なのになぜか体育会系な雰囲気。みんな朝からアツいことを叫んでいる。
任命されたのは制作部のデザイナー
コーダーではなく、デザイナーに任命されました。
自分の中では、デザイナーって上位職だと思ってたんだけど。
いきなり任された仕事のハードル高っ
初日の上司とのやりとりです。
上司
「ジョシュアくん、さっそくコレやってみようか!」
ジョシュア
「はい!」
手渡されたのは、ある案件デザインカンプ。
デザインカンプとは
実際の制作にとりかかる前にクライアントへ提出する「デザイン案」を指すこと多い。 デザインカンプはクライアントに示すことによって、完成イメージを共有し費用のかかる制作後の修正を避けるために使われるという一面もある。 Webサイト制作の場合、ワイヤーフレームに肉付けをして、実際のWebページのイメージを見せること。
ジョシュア
「えっ 新人の自分がいきなりこんなんやっていいんですか?」
(ちょ!こんなんできねーって!)
上司
「ジョシュアくんなら大丈夫でしょ。」
ジョシュア
「はい、頑張ります!」
(って、今日初対面なんだけど……)
ムチャぶりかよ
「そりゃインターンのときに少しやったけど、いきなり本番かよ。ムチャぶりにもほどがあるだろ」
現場は忙しく、みんな溜った仕事に追われているといった感じでした。
新卒ならまだしも、中途のおっさんに手とり足取り教えてくれるほど現実は甘くないです。
てか、そもそも何から始めていいかもわからないってゆう……
わからないことは質問あるのみ
わからないことはいくら考えてもわからない。これは質問するしかない!
ジョシュア
「すみません、何をしたらいいかわからないです」
上司
「えーっ!インターンのときにやってたんじゃないの?」
ジョシュア
「すみません、自分デザインはほとんどやってなかったんです」
上司
「じゃあ、隣の大橋さんにやり方教えてもらって」
ジョシュア
「了解です!」
ジョシュア
「すみません大橋さん、◯◯について教えてもらえませんか?」
大橋さん
「ごめん、ちょっと今忙しいから斎藤くんに聞いて!」
ジョシュア
「了解しました!」
……斎藤さんてどの人?
1日で終わらせる仕事を3日かかった
デザイナーのノルマは、1日1つの案件を終わらせることだったんですが、3日もかかってしまいました。
しかも、やっとできたデザインにはまったく自信がありません。
とりあえずは完成させたデザインをディレクターに提出し、クライアントに確認してもらいました。
「俺なんかが担当して、クライアントに申し訳ないなぁ……」
心底そんな気持ちでした。
その後、クライアントからいくつかの指摘が入りましたが、大きな修正ではなかったのですぐに終わらることができ、やっと初仕事を完了させることができました。
恐怖の試用期間
試用期間が3ヶ月あったので、それを経過しないと正社員にはなれませんでした。
それまでは契約社員。要はバイトみたいなので、ボーナスや福利厚生なんてありません。
使えない人材だと思われれば、3ヶ月切られることだってあるんです。
やっとなれたWebデザイナー、なんとか切られないように毎日必死でした。
この試用期間が終わるまでは生きた心地がしなかったです。
新人Webデザイナーは、毎日が勉強
会社によるとは思いますが、新人であろうと仕事がドンドン回ってきます。
わからことはまず自分で調べて、それでもわからないことは先輩に質問する。
毎日この繰り返しです。
あと、いつも先輩に質問をしていると迷惑がかかるので、自分で勉強してスキルを上げることは必須。
Webデザイナーは覚えることが多いので、本当に毎日が勉強だと思います。
でも好きなことを勉強するのって、不思議と辛くはないんですよね。
さいごに
いかがだったでしょうか?
どんな仕事も同じだと思いますが、最初はわからないことだらけで毎日が頭がパンパンになります。
でもそれは最初だけで、慣れてくれば要領よく仕事を進めていくことができます。
Webデザイナーはクリエイティブな職種です。
自分のイメージや発想を表現することが好きな人なら、毎日楽しみながらスキルアップできる仕事だと思います。
ただ、日々の勉強は欠かさないようにしないといけないですね。