元フィリピン語学学校副校長のジョシュアです。
フィリピン留学って以前よりメジャーになってきましたけど、「治安の悪さ」とか、「英語発音のなまり」とか、「食事のこと」とか気になることだらけですよね?
僕も初めてのフィリピン留学前は、ネットで調べまくってある程度イメージができるまでは怖くて申し込みできませんでした。
でもなんだかんだでフィリピン留学を2回経験した後、フィリピン語学学校に勤めるほどフィリピン留学に入れ込んでしまったんですけどね⋯⋯。笑
今回の記事では、僕の初めてのフィリピン留学についてお伝えしたいと思います。
目次
フィリピン留学のきっかけ
人生初の留学はニュージーランドでした。そして、いつも気になることがあったんです。
「なぜ韓国の学生達はニュージーランドに到着したばかりなのに、ペラペラ英語を話せるのか?」
ニュージーランド留学時代に、韓国人のクラスメイトに質問してみました。
ジョシュア:「なんで君はここへきたばかりなのに、僕よりしゃべれるの?」
韓国人生徒:「ここに来る前にフィリピン留学してきているからだよ」
ジョシュア:「フィリピン?⋯⋯なんでフィリピン?」
どうしてフィリピン留学すると話せるようになるかを訪ねると、以下の回答をくれました。
- 全ての授業がマンツーマン(プライベート)レッスンで行われる
- マンツーマンレッスンなので、スピーキングの機会がたくさんある
- 学校の先生とプライベートで遊んだりできる
ニュージーランド留学で不満に思っていた「もっと話す機会があったらな⋯⋯」の答えがフィリピン留学にあることを知りました。
そして、韓国ではまずフィリピン留学をして基礎力をつけてから、欧米留学をすることが通例だということも教えてもらいました。
留学の申し込み
自分でいろいろ調べた結果、ほぼ最安値なのに評判がそこそこよかったBECI(ビーイーシーアイ)という学校に決めました。
今はどうなっているかわかりませんが、当時のBECIは留学エージェントを通さない経営方法をとっていました。
ほとんどの語学学校は、留学エージェント頼りで集客をしています。
そして、語学学校は留学費用全体の25%前後を手数料として留学エージェントに支払っています。
BECIはこの「留学エージェントへの手数料」が含まれていないので、その分の留学費用を安くしているといった感じです。
というわけで、直接学校と連絡を取り合って1ヶ月だけ申し込みました。
短期だと割高になってしまうんですが、学校が合わなかったら変えるつもりだったので。
BECIの特徴
- 安い
- バギオにある
- 日本人スタッフ駐在
安い
上でも言いましたが安いです。安いは正義ですね。
バギオにある
バギオは標高が高く、フィリピンなのに一年を通して涼しいという奇跡の土地です。
また、田舎町なので物価が安く、セブ島のように誘惑も少ないので、勉強に集中するにはもってこいの環境だと思います。
日本人スタッフ駐在
今のフィリピン語学学校はいないほうが珍しいと思いますが、日本人スタッフがいることってすごい大事です。
何かあれば相談できますし、トラブルが起きた時に助けてくれます。
留学先の環境
寮
1〜6人部屋があったのですが、1人部屋にしました。
部屋でも自分のペースで勉強したかったので。
キレイな部屋とは言いがたいですが、自分としては「まーこんなもんでしょ」といった感じでした。
日本のホテルとかを期待していると衝撃を受けてしまうかも・・・
食事
BECIは韓国資本の学校だったので、日本食とフィリピン料理の他に韓国料理が出てきました。
日本の学生が多かったためか、日本食の頻度はそこそこ多かったです。
「口に合わない」と言ってる日本人はたくさんいましたが、僕は全然大丈夫でした。
現地でも売っていますが、ふりかけを持っていくことをオススメします。
おかずが口に合わなかったり、辛すぎて食べれなかったときなんかに助けてくれます。笑
周辺の環境
学校の周りにはなにもありませんでした。
街まで行くのにタクシーかジプニー(相乗りバス)で30分ほどでした。
なので、週末以外は街へ行こうとは思わず、平日は勉強に集中できる環境といえます。
治安
街で一度スリに遭いました。
リュックのファスナーを開けられて財布が抜かれていました。
リュックは前で持ったほうがいいです。
僕がバギオに滞在していたとき、大きな犯罪に巻き込まれた人はいませんでしたが、僕のようにスリに遭っていた学生は数名いました。
日本と同じ感覚でいるとターゲットにされるので、「ここは日本ではない」という意識を持ってしっかり対策をしたほうがいいです。
他の学生
年齢層は幅広く、大学生から定年退職したシニアまでいろいろな人がいました。
最安値の学校というだけあって大学生が多かったです。
ホリデーシーズンになると大学生が一気に増えて、全体の80%くらいになり学校が騒がしくなります。
そして、休みが終わるとサーッといなくなり、大学生は30%くらいになって学校が静かになります。
社会人で留学していた人は、キャリアアップのために英語を勉強しに来たというより、旅行や趣味のために留学をしている人が多かった印象です。
たぶん、ガチの人はもっといい学校にいくんだと思います。
「世界一周旅行中、フィリピンを寄ったついでに留学してみた」なんて人もいておもしろかったです。
マンツーマンクラス
めちゃめちゃいいです。
初日の感想は「こりゃ英語力伸びるわ(韓国人に対して)」でした。
ただある程度の基礎ができていないとキツイです。
英語を英語で教えてもらうことになるので、最低限の単語と文法がわかっていないとフィリピン留学の無駄遣いになってしまいます。
せっかくのマンツーマンクラスなのに、知らない単語を調べてばかりいたら時間がもったいないですからね。
でも、基礎ができてない状態で来てもなんとかなります。人間、追い詰められた環境だと必死で覚えようとするので。
日本で勉強できない人は、いきなりフィリピン留学するのもアリだと思います。実際にそうゆう人もいました。
グループクラス
他にも学生がいるので、先生が自分のペースに合わせてくれないため、置いていかれないように必死でした。
マンツーマンクラスと違って発言の機会は少ないですが、色々とメリットがあります。
例えば
- こう言われたらこう返せばいいのか
- こんな表現があったのか、今度使ってみよう
- あっ 自分の発音間違えてた
など、他の学生からいろいろ吸収できることがあります。
授業が終わってからは、「あのとき先生はなんて言ってたの?」と、日本人の学生に日本語で質問することもできます。
プライベート
ほとんど毎週末パーティー
毎週のように新入生と卒業生がいるので歓迎会、送迎会がしっちゅう行われます。
日本人だけのときもあれば、外国人と合同のときもあります。
外国人がいるときは、日本人同士でも極力英語を使うように努力します。
でも酔っ払ってくるとどうしても日本語しゃべっちゃうんですよね。
そんな環境なんで、すぐに周りと仲良くなれちゃいます。
外国人学生や先生と遊ぶことでアウトプット
たまには日本人同士で遊ぶのはいいと思いますが、毎回それをやっているともったいないです。
できるだけ外国人の学生と一緒にいるようにすることがスピーキング上達の近道ですね。
僕できるだけ日本語を使わないようにしていて、たまに日本人会を開催して日本語をしゃべりまくってました。
あと、先生とプライベートで遊べる関係を作れれば最高です。
若い女性の先生が多いので、みんなノリがいいです。
一緒に遊びながらも、間違った英語で話すとそれを訂正してくれたりするので本当に勉強になりました。
周辺の観光地で旅行
週末を利用して近くのビーチへいったり、マニラから飛行機でセブやボラカイなどの観光地へ旅行しました。
フィリピン国内からだと飛行機代も安いので、安価でいっぱい楽しめますよ。
まとめ
- 留学エージェントを通さない安い学校がある
- 最低限の単語と文法は取得しておいたほうがいい
- バギオは勉強に集中できるいい環境
- できるだけ外国人と一緒にいてアウトプットする
- 週末のパーティーで勉強のストレスを発散する
- 連休にはフィリピン国内でプチ旅行
いかがだったでしょうか?
フィリピン留学は、格安でマンツーマンが受けられ対費用効果抜群です。
治安や生活面で心配はありますが、「日本とは違う」という意識をもっていれば、よっぽどの神経質な人でなければやっていけると思います。
フィリピン留学を検討されている方の何かの参考になれば幸いです。
コメントを残す