苗場スキー場で行われたスノーボードNEWモデル試乗会「SBJ on snow FESTIVAL」へ行ってきました。
友人から誘われて急遽行くことになったので、欲しい板の下調べをしておらず、なんとなく乗りたい板に乗ってきました。
具体的には、ハンマーヘッド、パウダーボード、グラトリボード、それと自分が愛用している板の最新モデル。
この記事では、僕と友人が乗った板や、試乗会について、率直な感想をお伝えします。
目次
SBJ on snow FESTIVALとは?
出典:SBJ
日本スノーボード産業振興会(SBJ)運営の、日本最大級のスノーボードのNEWモデル試乗会です。
過去にも「SBJ on snow FESTIVAL」に参加し、現在愛用している「ROME Agent Rocker」を購入したことがありました。
この日の苗場スキー場のコンディションはシャバ雪。
試乗した板
高速バスで行ったことと、ゴンドラが混んでいたので、4枚しか乗れませんでした。
- Desperado IIIw Tic(GRAY SNOWBOARDS)
- Desire(November )
- Snowstick(MOSS)
- National(ROME SDS)
- Desperado Ⅳ(GRAY SNOWBOARDS)
- CT wide(OGASAKA)
- CT(OGASAKA)
- Snowstick(MOSS)
Desperado IIIw Tic(Gray)
チタナルリボンという新形状+カーボン構造、それにメタルの安定感とカーボンの高反発を両立したモデルです。
ビンディングの設定は、いつもどおりの前15、後ろ-9。
人生初のハンマーヘッドだったのですが、まず感じたことが…
「重っ!」
「これ持って移動とか考えられん…」
でも、板を走らせてからはイメージが一転。
「カービングのキレがやばい!!」
「安定感がハンパない!!」
有効エッジが長いためなのか、エッジが雪面に噛むこと噛むこと。それに板の反応がすごくいい!
大きなターンはもちろんのこと、クイックなターンも容易にできる。
荒れ果てたシャバ雪のコンディションであっても、ストレスなく滑走でき、脚の負担がかなり軽減されることを感じました。
まるでトヨタのランクルで、荒れた路面を走行しているような感じ。それでいて細かい動きにも反応してくれる。
「これはいい!!」
初めてハンマーヘッドにも関わらず、大した違和感なく気持ちよく滑れました。噂のデスペは本物です。
敢えて違和感を1つ挙げるなら、普段の板よりも後ろに荷重しないといけないことくらいかな。
SNOWSTICK(MOSS)
これも人生初となるパウダーボード。
「ビンディングは絶対に前振しましょう」とスタッフの人に言われたので、言われるがままに。
普段ダックなので、最初はかなりの違和感がありましたが、すぐに慣れました。
感想としては、
- めちゃめちゃクイックなターンができ小回りが効く
- 思ったよりは安定感がある
- アイスバーンの急斜面で止まらない
といったところ。
止まらないというのは、テール短いことと、慣れない前振りのセッティングが原因だと思います。
スピードが出ているときに、いつも通り速度をコントロールできないというのは怖いものですね…
パウダーではなかったので、この板の特性を活かせなかったと感じました。
DESIRE(November )
オールラウンドボードの「ARTISTE」に乗ってみたかったんですが、丁度いい長さの板が借りられていたので、グラトリ・ジブ向けの「DESIRE」を試乗しました。
めちゃめちゃ軽く、低速時のプレスやオーリーがしやすく、小回りも効いおもしろかったです。ただ、高速時のバタつきは否めません。
荒れたシャバ雪 + アイスバーンの状況下では、脚にかなりの負担が掛かり、この板を楽しむことはできませんでした。残念!
National(ROME SDS)
僕が愛用している「Agent Rocker」の後期モデルである「National」の最新モデル。
フィージョンキャンバーという形状で、ノーズとテールがロッカー、それ以外はキャンバーとのことです。
感想としては、
- カービング能力が高く、カービングがしやすい
- キャンバーの乗り心地なのに、ロッカーの良さを持ち合わせている
- 高速時に少しバタつく
といった感じ。
以前のモデルより軽量化されたことにより、取り回しやすさは向上しましたが、高速滑走時の安定感が低下していました。
しかし、さすがはROME、オールラウンドの板としてはコスパが良く、かなりいい板だと思います。
(I LOVE ROME!笑)
友人が乗った板達
今期に初心者から中級者になった友人の感想です。
レベルとしては、急斜面でなんとかカービングできるくらい。
Desperado Ⅳ(Gray Snowboard)
メタル・カーボンが入っていないノーマルのデスペーラードです。
友人は普段ダックなのに、かなり前振りに設定していました。
彼の感想としては、
- 板の重さを感じる
- 良く曲がり、キレの良さは感じる
- 板が言うことを聞かず、乗らされている感がある
初心者脱出レベルだとデスペは厳しいようです。
「デスペ超欲しいけど、俺にはまだ早い」って嘆いていました。笑
OGASAKA CT ワイド
安定感は感じるがコントロールしづらく、カービングがもっさりしてると言ってました。
OGASAKA CT
ワイドに比べて抜群に乗りやすく、「これ欲しいけど、デザインがださいなー」と言ってました。
MOSS SNOWSTICK
見た目に一目惚れしたらしく、乗り心地も絶賛してました。
おわりに
いかがだったでしょうか?
自分の板を持っていったのにも関わらず、結局一回も乗らず、移動中の筋トレ用具となっていました。笑
今回いろいろな板を試乗させてもらいましたが、一番気に入ったのはデスペラード!
翌週にも苗場で試乗会があったので、そのときにでデスペラードを乗り倒してきましたよ。