英国の老舗レザーブランド「WHITEHOUSE COX(ホワイトハウスコックス)」といえば、上質なブライドルレザーを使用したベルトや財布で知られています。今回は、夏場にも使いやすいメッシュベルト(32mm幅・サイズ30/75)を購入したので、着用感やディテール、コーディネート例を含めてレビューしていきます。
目次
WHITEHOUSE COXとは?
ブライドルレザーの代名詞的ブランド
1875年創業のイギリスの老舗レザーブランド。もともとは馬具製造をルーツに持ち、堅牢で実用性の高いアイテムを多く展開しています。とりわけ日本では、ブライドルレザーを用いたベルトや財布のイメージが強く、多くのセレクトショップでも長年取り扱われてきました。
2022年に惜しまれつつ生産終了
2022年末、製造終了のニュースが流れ、在庫が市場から一気に姿を消したのも記憶に新しいところ。今回購入したメッシュベルトも、生産終了前に仕入れられていたデッドストックとのこと。まだ手に入るのはかなり貴重です。
今回購入した「メッシュベルト 32mm幅・サイズ30/75」について

幅32mmの絶妙な太さ
一般的なドレスベルトが30mm前後であるのに対し、32mm幅はほんのわずかに太め。そのためカジュアルパンツにもドレス寄りにも使いやすいという絶妙なバランス感があります。
サイズ30/75を選んだ理由
自分のウエストが実測で74〜76cm程度ということもあり、今回はサイズ30/75を選択。メッシュベルトの良いところは、任意の位置で留められる点。通常の穴あきベルトに比べてフィット感の調整が非常にしやすいです。
メッシュベルトの魅力と実用性
夏場でも使いやすい通気性と軽快さ
ブライドルレザーのような重厚感のある素材ながら、メッシュ編みになっていることで軽快さが出ているのがこのベルトの大きな魅力。特に夏場にレザー小物を取り入れる際、重たく見えないというのは大きなメリットです。
編み目によるフィット感の自由さ
メッシュタイプは穴位置に縛られないため、細かなサイズ調整が可能。体型変化や着るパンツに合わせて融通が利くので、一本あるととても便利です。
ディテールチェック
レザーの質感
使用されているのはもちろんブライドルレザー。程よいハリ感と自然なツヤがあり、使い込むごとに風合いが増していきます。オイルを含んだ革なので、定期的なブラッシングやケアで長く育てていけるのも楽しみのひとつです。
真鍮製バックル
バックル部分は真鍮素材。ゴールド系の控えめな輝きが、カジュアルになりすぎない上品な印象を与えてくれます。小さいけれど、スタイリングの完成度を高める重要なパーツです。
コーディネート例と使用感
スラックスにもチノにも合う万能性
ドレス寄りのスラックスにも合わせられるし、カジュアルなチノやジーンズにも自然と馴染みます。ジャケットスタイルでも違和感なしなので、オンオフ問わず使える汎用性の高さがあります。
サイズ感・使用感
今回の30/75サイズは、ウエスト実寸74cmの筆者にちょうど良いフィット。メッシュベルトの特性上、前述のとおり微調整が可能なので、着用時のストレスもありません。ベルトループの幅がやや狭いパンツにも無理なく通ります。
購入の決め手と総合評価

他のメッシュベルトとの違い
多くのメッシュベルトが柔らかくラフな印象を持つ中で、WHITEHOUSE COXのメッシュベルトは「品のあるカジュアル」という印象。特にレザーの質感とバックルの高級感が、他ブランドとの差を生んでいます。
総評:まさに一生モノ。カジュアルにもフォーマルにも対応できる万能ベルト
値段は決して安くありませんが、レザーの質・編みの美しさ・使いやすさを考えれば納得の価格です。大人のワードローブに一本加えておきたい、そんなアイテムでした。
まとめ:WHITEHOUSE COXのメッシュベルトは「品のある日常使い」を叶えてくれる名品
ホワイトハウスコックスのメッシュベルトは、ただのレザーベルトとは一線を画す存在感があります。どこか上品で、それでいて日常使いにもしっかりフィットする。カジュアルとクラシックのバランスが絶妙な一本を探している方に、心からおすすめできる逸品です。